QUAD 2CLASSIC導入準備、第二弾到着
これまでは、プリアンプとパワーアンプはアキュフェーズ同士だったのでXLRバランスケーブルで接続していたが、QUADのパワーアンプは
RCAンバランス入力のみなので、モガミの#2534を注文し本日到着しました。
アンバランス接続にすると、実はケーブルの違いだけではなく、プリアンプの信号経路がシンプルになる。これまでは、CDからのバランス入力は、バランス・アンバランス変換回路を通り、トーンコントロールを経由した後(バイパス出来る)、アンバランス・バランス変換回路を通過して出力されるのだが、アンバランス出力の場合は、最後のアンバランス・バランス変換回路は通らずに出力される。信号経路がシンプルになるからといって、音質が必ずしも良くなるとは言えないのがオーディオである。
で、試聴した結果を述べると、
バランス接続に比べ、空間の再現性というか、音がホールにフワッと響くような感じや、スピーカーにまとわりつかず音離れする感じは一歩減退するものの、質実剛健で、精密な描写をしてくる。湿度感が低く、カラッと乾いた音。どっしりとした低音。充実した中音。ナチュラルな高音。付帯音が無く、実在感を伴った、たくましい音質である。
試聴DISK
(SACD)
・ブルックナー 交響曲第8番ハ短調(ハース版) ブロムシュテット/ゲヴァントハウス管弦楽団 2005年ライヴ録音Querstand盤
(CD)
・ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲、ブリテン ヴァイオリン協奏曲 ジャニーヌ・ヤンセン(Vn) パーヴォ・ヤールヴィ/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン、ロンドン交響楽団 2009年録音デッカ盤
・ショパン ピアノ協奏曲第1番(ピアノ六重奏曲版)、ドヴォルザーク ピアノ五重奏曲 ルイサダ(P) ターリヒ四重奏団 ベンジャミン・ベルリオーズ(コントラバス) 1998年録音RCA盤
試聴機器
SACDプレイヤー:ラックスマン D−06
プリアンプ:アキュフェーズ C−260
パワーアンプ:アキュフェーズ P−550
スピーカー:スペンドール BC−2 リミテッド・エディション(1999年最終生産、限定モデル)
スーパーツイーター:パイオニア PT−R4
スーパーウーハー:デノン DSW-101